ボラティリティが高く、今は上に行くのか、下に行くのか、予想はできても、実際は誰にも分からない相場ですね。こんな時にでも比較的安心して購入できる銘柄は「高配当であるが、コロナ前の水準まで株価が回復していない株」だと思います。
コロナの影響で業績の回復はまだ先になるとしても、いずれ株価はコロナ前の水準に戻るでしょうし、戻るまでの間は、高配当株であれば、配当を得ながら待っていればいいだけです。もちろん、ビジネスモデルが根本的に破壊され、回復の見込みがないのであれば、長期保有はできませんが、そうでなけば、一生保有して配当金を得るのもいいでしょうし、株価が回復すれば、売却して利益を得ることでも良いと思います。
具体例がないと分かりづらいと思いますので、一例を紹介すると、「JR九州」が上記に該当すると思います。最近株価が上がり始めてはいますが、配当利回りは3パーセント以上あり、株主優待もあります。さらにコロナ前の株価水準は4000程度で今は2700程度ですので、株価の値上がりも期待できると思います。コロナが収まれば日本の観光客も増えるでしょうし、外国人が日本に来れるようになれば、さらに業績も回復すると思います。
JR九州は鉄道だけでなく、不動産や商業施設の運営など幅広く業務を行っており、コロナが収まり、今以上に人が活動するようになれば、鉄道だけでなく、これらの事業も業績に大きく貢献し、株の値上がりも期待できるのではないでしょうか。ただ、自然災害等のリスクもありますし、ボラティリティの高い市場状況でもありますので、リスクの許容範囲内で行ってください。
何か少しでも参考になりましたら、幸いです。