株が難しい理由はなんだろうと考えてみると、やはり買い時と売り時の両方を見極める必要があることだと思います。
そろそろ上がるかな?という株を見つけることは、株は人気投票であること、株は将来性で判断されることが多いことなど、いくつかの要素を参考に銘柄選定を行えば、それほど難しことではないかもしれません。実際私も株を始めたばかりの頃でも、すぐにストップ高になるような銘柄を見つけることはできました。ただ、難しかったのは売り時です。将来性を信じでガチホしていたその銘柄は、業績が予想ほどは伸びず、将来性に疑問がついたところでストップ安となり、数年にわたって安値圏で推移し、今も安値のままです。以前は手探りでグロース株を中心に投資をしていましたので、相当の利益の出た銘柄もありましたが、逆に予期せぬ事象(マンションが傾いた銘柄やインサイダー疑惑が発生し暴落した銘柄等)が発生し、売り時を逃して暴落を経験したこともありました。
結局のところ、多くの人にとって可能性の高い投資方法としては、VTやVTI等のインデックス投資をドルコスト平均法を長期で続けるか、VYM,SPYD,HDV等の信頼性の高いETFか、日本を代表するような優良高配当株をなるべくて安値で仕込んで、配当金を得ながら長期で保有すること。これが一般投資家が勝つ可能性が高い投資だと思います。
ただ、投資が好きでもっとチャレンジしてみたいという人は余裕資金で全体のポートフォリオの1~2割を個別のグロース株などに投資してみるのも良いと思います。もしかすると、元お笑いタレントの井村さんのように稀有な才能をもっていて、数年で数億の利益を得る人もいるかもしれません。ただ、ゼロになることもあることは承知の上で、余裕資金でやったほうが良いと思います。私が思う井村さんやウォーレンバフェットのすごいところは、市場と売買のタイミングをあわせることができること。本人も気がついていないかもしれませんが、これは本当に難しいことだと思います。例えば、井村さんはクラウド関連株から海運株へ行き、エネルギー株へと絶妙なタイミングで乗り換えを行ったようです。そして、数年で数億円から数十憶円の投資家になりました。バフェットも日本の商社株をコロナが発生してしばらくしてから購入しましたが、コロナ後に経済が回復すると、原油や石炭等が必要になるという予想することは、経済等に興味のある人であれば、ある程度予想はできますが、その先の未来を考えると環境汚染等の懸念から自然エネルギーに変更せざるおえない未来が予想でき、それを考えると、株価が未来の価値で値付けされることが多いとは言ってもどこまで先の未来を予想すればいいのか、どのタイミングで関連する株が上がりだすのか、それとも一生上がらないのか、つまり株の買い時、売り時を判断するのは容易ではないということです。今エネルギー株は上がっていますので、バフェットが購入したタイミングは、正解だったと思います。それができる、極一部の人たちが数十憶や数百憶といった利益を株で出せるのだと思います。もちろん、運の要素が必要ないとはいいませんが。
それでは、私を含め普通の人はどうすればいいか。
繰り返しになりますが、その答えは、VTやVTI等のインデックス投資をドルコスト平均法を長期で続けるか、VYM,SPYD,HDV等の信頼性の高いETFか、日本を代表するような優良高配当株をなるべて安値で仕込んで長期で保有すること。これが一般投資家が勝つ可能性が高い投資法だと思います。それだとつまらないという株好きの勇者は、全体の1から2割程度をグロース株などを購入してみてもいいと思います。私も懲りずにグロース株も購入しています。(笑)
私なりに個別株で勝つにはどうしたら良いか思うところもありますので、メインは高配当株での投資ではありますが、先人の教えも参考にグロース株などの個別銘柄の選定のヒントとなるようなこともお伝えしていきたいと思います。
何か少しでも参考になりましたら、幸いです。